会計でコロナ禍を読む

早いもので、第一回目の非常事態宣言から約二年が経ちました。会計上、コロナによって思いもよらぬ変化があった一例をご紹介します。

2020年5月に個人のヘアカット専門店の売上が急増

一体何が!?

コロナによりショッピングモールが閉鎖されたため、

小規模な町内の個人店にお客が殺到した

当時、ここまでは調べればすぐに分かりました。

Q では、経営者として次にとる手段は何でしょう?

  ① 新規客には10%オフなどの値引きによる集客

  ② SNS、ホームページ、チラシのポスティングなど情報発信の強化

  ③ 安全第一で休業にする

A どれも正解となり得ます。

会計を活用すると、どの手段にいくらの経費を使ってよいかや、売上無しにどれだけの期間を耐えられるかなどを試算することが出来ます。混乱している時期だからこそ、どの手段を選ぶかの指標を示すことが大切と考えます。

ここが専門家ならではの視点!

会計は「ここで勝負するか」「守りに入るか」の判断材料にもなるのです。

このヘアカット専門店はホームページを強化し、通常営業を選択しました。その結果、売上が通常月の1.7倍に増加し、以後もその時のお客さんが常連となり売上を維持しています。

ちなみに、当時コロナの影響で一番混乱していたのが飲食店でした。飲食店の全ての顧問先様に、売上がない場合はどれくらいの期間耐えられるのか試算し、次にどのような手段をとっていくかの相談をさせて頂きました。皆さん最初は不安そうな顔をしていましたが、指標を示すことで、前向きに考える雰囲気に変わっていきました。

皆さんの業種でもコロナによって消費活動が激変していませんか?会計からその動きを読み、どんな手段があるのかなど、皆さんの経営に会計を活用してみて下さい。